レースレポート｜2024年F1オランダGP

F1オランダGPはあまりドラマがなかったが、マクラーレンファンは祝福している。ランド・ノリスがポールポジションからマックス・フェルスタッペンに22秒差をつけて初優勝を飾り、キャリア2勝目を飾ったのだ。

土曜日に行われたオランダGPの予選で、ランド・ノリスはマックス・フェルスタッペンをコンマ3秒以上引き離して優勝。オスカー・ピアストリとジョージ・ラッセルが2列目、ペレスとルクレールが3列目を確保した。

しかし、ポールシッターのランド・ノリスは第1コーナーでマックス・フェルスタッペンに先行を許し、スタートで出遅れる。ノリスのリアクションタイムは悪くなかったが、マックス・フェルスタッペンが第1コーナーでトップに躍り出た。

3番手からスタートしたマクラーレンの2号車、オスカー・ピアストリもスタート直後にポジションをひとつ落とし、ジョージ・ラッセルに先行された。シャルル・ルクレールは1コーナーでセルジオ・ペレスの前に出た。

ノリスはスタートで出遅れたものの、平均1.5秒のギャップでフェルスタッペンを何周もキープ。そして18周目、DRSの助けを借りてノリスがフェルスタッペンから首位の座を奪い、グランドスタンドから大きな拍手が送られた。

24周目、フェラーリはシャルル・ルクレールにハードタイヤの交換を要請。この作戦のおかげでルクレールはピアストリとラッセルの前に出ることに成功。

その後、ピアストリはラッセルをオーバーテイクしたが、ルクレールに追いつくにはペースが足りず、フェラーリはトラブルにもかかわらず3位を獲得した。

残り20周あまりとなったところで、メルセデスの両ドライバーはソフトタイヤに履き替えるためにピットストップを行った。しかし、これは想像通りにはいかなかった。この判断ミスでラッセルは2つポジションを落とし、それを取り返すことはできず、ハミルトンの1つ後ろの7位でフィニッシュした。